B5661   Sơn Hi Kinh, Biên son: Lương Siên, Tranh: Sam Trch, Người dch: An Lc Group, NXB Kim Đng, 2022;   「山海経」。イラスト版のソン ハイ キンは新鮮で印象的で、ソン ハイ キンの文化的記憶を再現している。本書では南海経、西海経、北海経、東海経、中海経、の6巻に分け

カラーイラスト、豊富な内容、読みやすくわかりやすいSON Hai Kinh版。 山の海を眺め、神のペンを片付け、古代の文章の一つ一つが作者の心に無限の空想空間を開き、燃えるような予感が即座にペンを通して記録されます。 東洋水墨画の画期的なスタイルで、文章は壮大で自由な想像力に変換され、簡潔な逐語的で正確な解釈と相まって、魔法のような神話の世界が目の前に再現され、多くは、秦王朝以前の中国の地理、文化、神話に関する寓話を記録し、100種類以上の奇妙な動物を集めており、それを楽しむことができる。この山海経、もともと絵を含んでいたもののその後絵は失われ、文章のみが残った。人々は絵を描くためにテキストに頼るようになったものの、イラストの質は良くなかった。本書は芸術的価値と豊かな想像力に富んだ奇妙な動物の美しい東洋水墨画のセットを集めた。単にイラスト写真集であるだけでなく、内容を徹底的に解説したものでもある。165x225o, 423pp, HC (DJ), ヴェトナム語  


































B ベトナム直輸入書セール 1/2

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タイトル、著者、発行者(年)、内容など 価格(円)
B5386 Vit Nam Đp Nht Có Tên Bác H, Bo Tàng H Chí Minh Chi Nhánh Thành Ph H Chí Minh, NXB Tr, 2018;  「ホーおじさんの名前がある最も美しいヴェトナム」(写真及び資料集)で第3刷(当レロイ書店には2001年に入荷の実績あり)。

ホーチミン主席小史の要約のあと、時代を追って次のように分類し、多数の写真、資料を掲載して説明。
1890-1911 愛国心が強く献身的な学生、1911-1920 青年と救国の道、1920-1924 国際共産主義の戦士=植民地人民の代表、1924-1930 革命の火付け人、1930-1945 総蜂起勝利のリーダー、1945-1954 独立の土台を作った人、1954-1969 人民の指導者、1969-2018 ホーチミン主席は我々の事業の中に永遠に生きている。その後に、解放の日から現在に至るまでの国のマイルストーン。資料も含め写真は全部で約300

245x300o, 194pp, HC(DJ), ヴェトナム語
6,410
B5370 Lý Sơn Hôm Nay, Nguyn Á, NXB Thông Tn, 2019;  「今日のリーソン」。リーソンは最近になって大々的にその魅力がアピールされている島であり、中部のクァンガイ省の沖合にある。また同時に、島全体がクァンガイ省の行政区分である113県のうちの一つリーソン県である。

お馴染みの写真家グエン・アが多方面から今日のリーソンを撮った。序言のあと、ホアンサ兵士への儀式、リーソンのトゥリン・ボート・レース祭り、第
1回文化観光ウイーク、名所景勝、海産物と漁業、ダイビングと珊瑚、農業、交通・輸送、武装勢力、リーソンの土地と人、の10項目に分類して関連する写真を掲載。昨今スポットを浴びる観光地として、というよりリーソンという地域を徹底的に紹介するものである。

305x275o, 424pp (厚さ29o), HC(DJ), ヴェトナム語
19,600
B5352 Primates of Vietnam, Edited by Tilo Nadler & Diane Brockman,Endangered Primale Rescue Center, 2014; 「ヴェトナムの霊長類」。発行のEPRCはニンビン省のCuc Phuong国立公園内にある。霊長類とはサル、類人猿など。

前書き、ヴェトナムの霊長類に対する脅威、保護政策、種の説明(ロリス属、マカク属、ラングール属、ドゥクラングール属、獅子鼻猿、テナガザルの
6種)、参考資料(ヴェトナム霊長類分類群の元の科学的説明、引用文献に分け、計140頁!)に分けて記載。

6種類の種の分類では、それぞれの中で2〜8種類が紹介され、最初に分布を示すヴェトナム地図があり、更に豊富なカラー写真と(当該種の)分類、ヴェトナムでの分類と地位、説明、生息地、食べ物、活動・組織と繁殖、保護状況について記述。カラー写真は約370点、他にもカラー化された図、グラフ、表も。

200x250o, 375pp (厚さ2.8p, 重量1300g), HC(DJ), 英語。
13,050
B5348 Kho C Hc Bin Đo Vit Nam: Tim Năng và Trin Vng, Lâm Th M Dung & Đng Hng Sơn (Đng ch biên), NXB Đi Hc Quc Gia Hà Ni, 2018;  「ヴェトナム海島考古学:可能性と展望」。

「ヴェトナム海島考古学:可能性と展望」会議開催の挨拶、第
I部ヴェトナム海島地域を管理し開拓する過程(ホァンサとチュォンサにおけるヴェトナム主権の肯定に貢献する考古学資料、ヴェトナムの島と海岸に残る古代人遺骨の発見、ドンダウ文化の中の海洋の要素について、紅河中央地域とドンソン文化居住民の北部沿海地域の管理の過程、など11項目)、

II部ヴェトナム海島考古学研究の結果(先史時代の考古学資料による中部ヴェトナムの東海での貿易、先史時代の東南アジア海の交易考古学に関するいくつかの問題、(7-13世紀)アジアの海上貿易ネットワークにおけるホイアン、ヴェトナム海域の6隻の難破船の陶器、ヴェトナムの伝統的な船の研究、西洋の資料を通しての17-18世紀及び19世紀初頭のヴェトナム海軍、など12項目)、

III部ヴェトナム海島考古学遺産の調査と開拓におけるいくつかの理論と方法の応用(海島考古学の総観;理論と方法の諸問題、海と陸地:東南アジア海の空間におけるヴェトナムの海、ヴェトナムにおける水中考古学の建設と発展、レ/リソン島:海島の考古学研究に関する実際の問題、人類学博物館=社会科学人文大学=ハノイ国立大学の海島の展示、など11項目)。

最後に会議の写真。それぞれの項目は執筆者が異なり、中には日本人グループのものも。また、随所に関連イラストや写真が掲載されており、それらは項目の中での連番が付与されている。


180x245
o, 757pp (厚さ40o, 重量1.3s), HC(DJ), ヴェトナム語 
12,370
B5330 Phòng Không - Không Quân Vit Nam: Hành Trình Gii Phóng Đt Nước Ngày y và Bây Gi, Huỳnh Tn Sang (Sưu tm và h thng hóa), NXB Thi Đi, 2013; 「防空 = ヴェトナム空軍: 国土解放の旅、当時と今」。

全体を次の
6部に分類。即ち、第1部空軍・防空の歴史、第2部アメリカ=ヴェトナムの戦争におけるヴェトナム空軍防空、第3部ヴェトナム=アメリカとディエンビエンフー航空戦術、第4部歴史の証人達の記憶によるディエンビエンフー上空、第5部祖国防衛事業における防空・空軍、歴史のQ&A。内容は筆者が色々な人の語り、あるいは外国紙誌も含め新聞雑誌の記事を集めてまとめたもの。(だが、本書には参考資料の一覧はない。)197212月の爆撃は日を追って(凡その)時刻を記して飛来した米空軍航空機の種類や数と爆撃場所を記載している。

195x275o, 393pp, HC, ヴェトナム語
6,850
B5320 Các Dân Tc Tây Nguyên, Nguyn Văn K, Lưu Hùng, Lê Văn Thao, Lương Thành Sơn, NXB Thế Gii, 2019;  「中部高原の諸民族」。緒言に続いて、中部高原諸民族と伝統文化として記したあと、以下のように個別の民族に分け多数のカラー写真を掲載して紹介。

即ちアルファベット順に、バナ、ブラウ、チュル、コホ、エデ、ザライ、フェチエン、マ、ムノン、ロマム、セダンの各民族。その中では住居、祭礼、人、日常生活、生活手段・産業、用具、衣服・装飾品、などが写真とともに紹介されている。巻末に本書掲載写真の写真家一覧があるが、半分近くが中部高原地域の博物館に所属する人である。写真は大半がカラーで総数は約
450点。

215x270o, 256pp, HC, ヴェトナム語
9,420
B5318 Văn Hóa Võ Đo Vit Nam, Huỳnh Tun Kit, Nguyn Văn Hiu & Huỳnh Quc Thng (Ch biên), NXB Tng Hp Thành Ph H Chí Minh, 2018;  「ヴェトナムの武道文化」。

最初に専門家会議開催にあたってのスピーチで「ヴェトナム武道文化」セミナーの意義、ヴェトナム武道文化と古武道。続いてヴェトナム文化と武道、民族文化の中のヴェトナム武道、ヴェトナム文化遺産の中の武術遺産の保存、文化学の視点による武術、ヴェトナム武術文化における「礼」の文字について、フランスにおけるヴェトナム武道、ヴェトナム古典武道のいくつかの文化的特徴、文化=文学を通しての南部武術の伝統、現在の南西部ヴェトナム人家庭における体格教育に関する認識、ヴェトナム古典武術発展の促進、学校へのヴェトナム古典武道の取入れ、ヴェトナム武道=ヴェトナム人の精神訓令の手段、ホイアン武道、武道はヴェトナム史の中で女性の身長向上に貢献、セルフ・ディフェンス武道、など全
36項目に分けて、それぞれ異なる執筆者が記述。

フランス人の仏語による項目が
2件あるが、それぞれ先にその越語訳、続いて仏語訳が載っており、仏語原文も越語訳も共に1つの項目と数えられているので、実際には全34項目となる。写真、イラスト、図は全部で100を超えるが仏語原文・越語訳では同じ写真などが重複して記載されているため、その種類となると約70点となる。

160x240o, 482pp, SC, ヴェトナム語
4,000
B5315 Tiếng Vit cho Người Nước Ngoài (Vietnamese For Foreigners) Chuong Trình Sơ Cp (Elementary Level), Lê Th Hip, NXB Thế Gii, 2018;  「外国人の為のヴェトナム語 初級レベル」。同様のタイトルは過去にも何冊かあったが、これは2018年に出版。テキストにCD1枚が付いている。

20課からなり、第1課から4課はアルファベットと発音、第5課以降20課までは、3課の復習を含み(従って正確には17課+復習3課)、文法、単語を学びながら聞き取り、会話、読み、書きを練習していく。巻末には単語集と解答。

180x260o, 136pp, SC. テキストにCD1枚付。外国人向けの本となると押しなべて高いが、本書も価格設定が高きに過ぎる感がある。1000頁を超える越英辞典1冊が買えそうだが、辞書ほどの分厚さはないため送料も考慮するとどうにか販売に出せるか、といった程度。
6,280
B5312 Sài Gòn Gia Đnh Ký c Lch S - Văn Hóa, Huỳnh Ngc Trng, NXB Tng Hp Thành Ph H Chí Minh, 2018;  「サイゴン、ザディン、歴史・文化の記憶」。今はバィンミーと言えば食文化の中の重要なものだが、かっては伝統的な価値体系にそぐわないものと見なされていた...

本書では、時の流れ、フーニュァン亭のタィン・ホァン神の話、サイゴン=ザディンの土地の神々、サイゴン=ザディンの習俗と親交に対する仏教の影響、ドン・タップ・チャンにおける中元
15日、失われた過去の寺、南部の寺の伝統建築の特徴、サイゴン=ザディンの木像世代、サイゴン=ザディンの当時のホーの調べ、ルク・ヴァン・ティエン=時間と生活、南圻六省の詩、ロンアンの古楽とサイゴン=ザディン=ホーチミン市におけるドンカ活動の発展、ホーチミン市における華人の寺、チョロンの獅子舞、「ハウ・カイ・ミー」陶器の流れについて語る、など40近くの項目に分けて記述。

160x240
o, 407pp, SC, ヴェトナム語
2,950
B5308 Pötao: Một Lý Thuyết v Quyn Lc Người Jorai Đông Dương, Jacques Dournes, Nguyên Ngc dch, Omega & NXB Tr Thc, 2018;   仏語原題は"Pötao, Une Théorie du Pouvoir Chez les Indochinois Jorai"1977年にパリで刊行されている。

即ち「ポタオ:
インドシナ・ザライ族の権力に関する理論」。Pötaoとは何?ほぼ一世紀の間、多くの人々が色々な角度からPötaoPötaoシステム、Pötao制度、ザライ社会あるいはインドシナの中でのPötaoについて説明しようとしてきたが、誰もまだその意味を説明できていない...。緒言Pötao:一つの理論、第一部Pötao問題の周辺(虎の国のかみがみ神々、植民地化された神々、など3章)、第二部歴史から伝説まで(熟した人と生きる人、分割のロジック、大衆の言うことを聞き入れる、1+1=1 伝説の計算法、など4章)に分けて記述。

若干の写真があり、それらは番号付きで全
14点。 140x205o (厚さ31o), 460pp, SC, ヴェトナム語 
5,870
B5291 Văn Hóa Ngưi Vit Vùng Tây Nam B, Trn Ngc Them (ch biên), NXB Văn Hóa - Văn Ngh, 2018;  「南西部のヴェトナム人の文化」で、これは訂正しての再版第2版。

1章南西部の越族文化研究の理論的基礎と実践(6項目)、第2章南西南部越族の認識文化と組織文化(3項目)、第3章南西部越族の自然環境と文化的行動、(4項目)、第4章南西部越族の社会環境と文化的行動(4項目)、第5章南西部越族文化の性質の特徴(8項目)。 

表や写真(図・グラフ)があり、各章ごとに連番が付与されている。総数は表が45、写真が159

165x245o, 890pp (厚さ45o), HC, ヴェトナム語(最後のアブストラクトは英語でも)と分類し、各項目は異なる筆者が担当。最後に結論、参考資料(456点)、英語アブストラクト。
6,440
B5286 Tìm Hiu Văn Hóa L Hi Truyn Thng ca Người Vit (L Hi Truyn Thng ca Vùng Min qua Bn Mùa Xuân, Hà Thu, Đông), Nguyn Phương ((Tuyn chn và h thng), NXB Thế Gii, 2018;  「ヴェトナム人の伝統的祭礼文化の研究(初夏秋冬の四季を通しての地域の伝統祭礼)」。

1部祭りの管理と組織に関する規定(政府の議定とヴェトナムの世界自然及び文化遺産の保護と管理に関する規定、全10件)、第2部公共の場所で文化的振る舞いや文化的生活を実現の規定、第3部文化と観光の分野における査察と処罰、第4部祭りの活動の現状とヴェトナムの大きな祭礼(この中で各地の新春や四季の祭礼70以上を紹介、.この部分が全体の半分を占める)。祭り紹介部分では白黒写真を合計70点近く掲載している

195x295o, 367pp, HC, ヴェトナム語
7,270
B5283 Sơn Mài Đng Giao (The Lacquer Paintings of Dang Giao) , Saigon Books & NXB Hng Đu, 2018;  「ダン・ザオの漆絵(ソンマイ)」。画家ダン・ザオは1940年ナムディン生まれ、1954年よりサイゴンに居住。絵は独学で学び、1983年よりソンマイを描き始めた。「人生の恵みは、私の人生の夢を克服し追求するエネルギーを得るために多くの浮き沈みを与え、漆の画家になりました」(ダン・ザオ)。

筆者が最初に若干の言葉を書いているが、その後は最後まで全てが作品の紹介であり、解説や論評は一切なく、あるいは目次もない。作品にはサイズとタイトル(越語と英語)が添えられ、見開きの両ページに
1点のものから、ページに1点、多くてページに3点といったところ。作品の題材は花や葉、春、バニアンの木、船着き場、寺、若く美しい女性達、古い町の小道といった簡単なものがほとんど。それらは人生の素晴らしい世界であり、漆絵を通して私自身への、家族や親戚への、友人への贈り物である、としている。

255x260
o, 167pp, HC(DJ, 外ケース付), ヴェトナム語及び英語

*左の画像は、ケースとケースから取り出した本を並べたもの(同じデザイン)。
8,420
B5267 Lược S Nước Vit Bng Tranh, Li: Hiếu Minh, Huyn Trang/Hiu đ1inh: Dương Trung Quc/Minh ha T Huy Long, NXB Kim Đng, 2012;  「イラストによるヴェトナムの国の歴史」。

歴史区分を紀元前
20003000年のホンバン(上古)時代からアンズォン王、北属、呉、十二使君の乱、、前黎、李、陳、、属明、初黎、莫、黎中興、西山、阮朝、仏属、抗仏戦争、反米戦争、1975〜今日とし、ページに大きなカラーイラストを載せ、その下に解説文、各頁とも最下部に時代区分年表があり、当該ページがどの区分に相当するのかが示されている。

300x180o, 91pp, SC, ヴェトナム語
2,900
B5250 (La Cochinchine) X Nam Kỳ (Album Tng Quát Minh Ha Gm 456 nh), Marcel Bernanose, Người dich: Hoàng Hng, NXB Hng Đc & Tp Chí Xưa & Nay, 2018;  (コーチシナ)「南圻地方」(写真456を含む包括的なアルバム)。越語訳とあるが元の本は先に紹介した1925年サイゴン発行のB4997 La Cochinchine

表紙写真こそ異なるものの、本のサイズも同じ、本書の方が紙質がずっと良く従って分厚く、保存版となるハードカバーの頑丈な造り。重量は本書が
1.8sであるのに対し、B4997(ソフトカバー)は1.05s。文字説明部分が本書では仏語以外に英語、越語訳もあるためページ数はオリジナルより35頁ほど多い。ただ、1925年版は最後のPhoto Nadal1頁の広告があるがこの2018年版では見られない。

写真部分、サイゴン、チョロン、ザディン、ビエンホア
チャウドック、ハティエンは全く同じ。また1925年版は見開きのページにより写真の色は茶が強かったり黒が強かったり、赤みがあったり、中間的だったりでバラエティを持たせているが、本書は表紙のようないわゆるセピア色で統一されている。

370x275o, 208pp, HC(DJ), フランス語、英語、ヴェトナム語 
18,360
B5245 T Đin Nht Vit (常用漢越熟語辞典; Bn in Màu Đc Bit), GS.TS. Nguyn Văn Khang (Ch biên), Hoàng Anh Thi & Lê Thanh Kim, NXB Đi Hc Quc Gia Hà Ni, 2017;  「日越辞典」(常用漢越熟語辞典)は初版が2000年にテゾイ出版社(NXB Thế Gii)から出版され、その後も何度か再版されており、この分も(改訂の扱いではなく)再版だが特別カラー版となっているところが目新しい。1945の常用漢字、2,000の述語、漢字の書き順、音訓読み、ラテン文字でのふりがな、漢越読みなどは従来通り。カラーは従来の黒一色に青を入れたもの。165245o, 894pp(厚さ46o), HC.

 
6,550
B5229 Vietnam and French Indo-China Banknotes Catalogue: Section One French Indo-China Banknotes Catalogue, Nguyn Huỳnh Thế Vinh, NXB Tng Hp Thành Ph H Chí Minh, 2018;  「ヴェトナムと仏印の紙幣カタログ:第1部フランス領インドシナの紙幣カタログ」。最初に筆者について、そして紙幣の中のサイン、スカシの図案、インドシナ銀行の支店の一覧、シリアル番号の構成や規則について記したあと、メインとなる仏印紙幣のカタログ部に入る。

紙幣カタログのページは現物紙幣の両面のカラー写真(すべて
PMGの透明ケース入りのもの)Vナンバー、PPickナンバー)、通称名、スカシ、印刷所、サイズ、発行枚数、流通期間、それに紙幣のデザインや仕様を文字で説明。加えて、Fine, XF, UNCの状態に分けて評価額が示されている。画像はページに1点のみ(見開きの両面で1つの紙幣を紹介)なのでサイズも大きく鮮明で細かい部分まで見える。こうして最初のV(P.21)から最後のV109 (P.109)まで。但し、初期の頃の何点かについては筆者も持っていないからだろう、画像がないのは残念なところ。この本、今回が第1部として仏印を扱ったが、

今後は第
2部ヴェトナム民主共和国(194592日〜1975430)、第3部ヴェトナム共和国(1954年ジュネーブ協定以降1975430日)、第4部ヴェトナム社会主義共和国(1975430日以降今日まで)を予定している、とのこと。

305x250o, 265pp, HC, 英語(前書きなど説明は越語でも)。
15,030
B5209 Đ S Ký Kiu Thi Nguyn (Commissioned Patterned Porcelains in the Nguyn Era), Trn Đc Anh Sơn, NXB Tng Hp Thành Ph H Chí Minh, 2018; 「グエン朝時代の委託柄陶器」。本書は、2003年にヴェトナム歴史科学史協会のPhan Than Duat歴史研究賞を受賞した筆者の博士論文に基づいたもの。全体が越英バイリンガル書。最初にヴェトナム(王朝)年表、委託柄陶器の技術用語、脚注がある。本題部分は、グエン朝以前の委託柄の陶器、グエン朝時代の委託柄の陶器、グエン朝時代の委託柄陶器の美的特徴、グエン朝の委託柄陶器上の文字、の全5章に分類し現物写真を掲載しながら詳しく解説。付録は、トゥアン=クァンの美しい風景を表現したグエン・フク・チュの陶器上の詩、ダン・フイ・チュの委託柄の陶器、委託柄陶器上の印。巻末には参考資料が5ppに。230x255o, 335pp, HC,(DJ), ヴェトナム語及び英語 19,440
B5202 Bn Mùa Trên X Phù Tang (Du ký Nht Bn), Nguyn Chí Linh, NXB Tng Hp Thành Ph H Chí Minh, 2018;  「フータン[扶桑]の国の四季(日本旅行)」。「フータンの国」、扶桑の国とは日本を指すが、本書の筆者は世界90か国以上の旅行経験者である。

・フータンの国にやって来ることを夢見ていた、初めての桜の季節(神聖なヤスクニ神社について、日本人が桜の花の下に座るとき、日本の桜の花の種類、日本人の起源を求めて、日本語の文字、奈良の神道と仏教、など
11項目)
・私の手は小さな葉のよう(紅葉の秋に日本に戻る、京都=芸術の地、沖縄=同地の歴史、など
6項目)、
・北の海島(北海道)の冬(北海道=日本の広大な農地、招き猫=日本の幸運を呼ぶシンボル、北海道で寿司を味わう、北海道地方の特産を求めて、熊の神の祭とアイヌ女性の唇の刺青、歴史ある港町小樽、など
10項目)、
・春の花をさまよう(長崎の初日、ハウステンボスのフラワーガーデン発見、岩国地域の特産を求めて、
10年ぶりに京都へ、古都京都の豆腐の味、西洋人の目で見た日本人社会、古村白川郷と合掌造り建築、日本文化の中の茶道、など16項目)
・蛍が夏を呼ぶとき(日光遺跡地区、蛍の光を通して幼少時代に戻る、日本の庭園芸術、姫路城=丘を越えて白鷺が飛ぶところ、など
5項目)。所々に説明補足の為の白黒写真あり。

130x205o, 503pp (厚さ3.4p), SC, ヴェトナム語
4,400
B5181 Min C Tích (Fairytale Land), Art photography by, Thái Phiên, NXB Hng Đc, 2018;  「お伽話の土地」、英訳ではFairytale Landで、タイ・フィエンの2冊目の芸術写真(ヌード写真)集となる。(1冊目はB3945Xuân Thì (Springtime) 2008年)。本名グエン・タイ・フィエン、1960年フエ生まれ。ヴェトナム写真芸術家協会VAPA会員、国際芸術写真家連合の会員であり、米国写真家協会のWho’s Whoにも載っている。これまで内外の52の賞を獲得し、展覧会は300を超える作品が世界の60を超える国と地域で開催されている。

紹介の辞(
VAPA会長による)と自らの前書きの後はその作品の紹介である。奇妙な要求(超現実的な星)、叙情曲、お伽話の土地、の3部に分け、写真はカラーと白黒で合計約100点、ページに1点あるいは見開きの2ページで1点(若干の例外あり)。写真のタイトルは当該ページ下部に越英語で記載。また写真とともに若干の文章を入れているページもある。

265x265
o 133pp, HC(DJ), ヴェトナム語及び英語
8,400
B5180 Lương Xuân Nh, NXB M Thut, 2003;  「ルォン・スァン・ニ」、サブタイトルとしてCác Tác Phm Hi Ha và Đ Ha (A Collection of Paintings & Graphics)、即ち、絵とイラスト作品、とある。まず、ルォン・スァン・ニの小史があり、それによると彼は1914年ハノイ生れ、1931年より美術を学びはじめた。1936年にはバタビアや香港を皮切りに欧州や北米などでの美術展に参加、1943年には展覧会、文化交流、創作のため日本を訪問、その時に描いた和服姿の日本女性などの作品が本書でも数点掲載されており。海外での美術展参加はそれ以降も多数。

その小史以降(作品紹介まで)は、他の芸術家・芸術評論家によるルォン・スァン・ニの規準(越語)、ルォン・スァン・ニ:規範の芸術家(英語)、何度も釣り針を(越語)、年を取らない絵(英語)とのタイトルでの一文がある。

その後がメインとなる作品紹介で、油絵、絹絵、グラフィックの
3部に分かれる。グラフィックの中に日本、ハンガリー、ソ連、ルーマニア、ポーランド、アルジェリアなど各国を回った際に描いた作品、さらに抗仏戦争反米闘争の際の敵側言語(仏語、英語)を使った宣伝画(ポスター)。

その後は、画家ルォン・スァン・ニに関する雑誌や新聞の記事を抜粋し紹介。更に芸術年表(
1930から本書出版前年の2002まで)。最後は掲載作品(宣伝画を除く)のタイトル、形態(油絵など)、制作年が一覧に。本書は非売品で発行部数700255x255o, 143pp, HC(DJ), ヴェトナム語及び英語 
16,200
B5157 T Đin Hin Vt Văn Hóa Các Dân Tc Vit Nam, PGS.TS. Nguyn Văn Huy (Ch Biên), NXB Giáo Dc Vit Nam, 2012;  「ヴェトナム諸民族文化現物辞典」。即ち、ヴェトナム諸民族(少数民族とは断っていないのでヴェト族も入る)の文化を紹介する際に出てくる衣服、装飾品、日常生活の色々な用具、仕事用道具、楽器、祭礼や宗教的儀式で使われるもの、を集めた辞典であり、ヴェトナム民族学博物館のコレクションに基づき編集された(この分は改訂、補充しての再版第1版)。

54の民族名を、バナからスティエンまでアルファベット順に並べ、それぞれの民族ごとにアルファベット順に用具を並べ、すべての項目についてカラー写真を掲載し解説したもの。項目があって写真がないものはない。また、文化辞典ではなく文化現物辞典であり、風俗習慣や宗教信仰そのものについて記されている訳ではない。ヴェト族のように130ほどの項目がある民族から、ロロ族のように4項目のみの民族もある。付録1は民族別の詳細現物検索用目次、付録2は普通語用語による現物検索用目次、付録32009年人口調査に基づく)各民族の人口一覧。最後に越語と外国語に分けて参考文献が計12頁に。辞書部分はカラー写真のないページがなく、項目総数だけの写真があることになるので総数だと1500近いと思われる。

220x300o, 795pp, HC(DJ), ヴェトナム語
24,600
B5156 Tượng Th Hindu Giáo T Đn Tháp Chăm Đến Chùa Miếu Vit, Nguyn Hu Thông chũ biên, NXB Thun Hoá, 2017;  「チャム塔からヴェトナム寺院までのヒンズー教像」、内表紙には英語タイトルが”Hinduist Statues From Cham Temples to Vietnamese Religious Establishments”とある。

謝辞、緒言に続きヴェトナム中部から見た文化の代謝と変化の現象、ヴェトナム人の下流の道と新しい土地を精霊文化で征服する技術、ヴェトナムの宗教空間におけるヒンズー教像の受け入れ(識別の方法を通して、礼拝の方法を通して、処理技術の方法を通して、神話を通しての
4項目)、そして結論。以上は文章を主とした解説で、それ以降に約65頁にたり写真、図、略図。写真は連番付で最後は221、さらに像などの見取り図が6pp、その後には作者の共同参加者達の研究活動を紹介する写真が11頁に。参考資料5頁。

225x270
o, 277pp, HC, ヴェトナム語
13,840
B5153 Tng Ba / 3rd Floor (Câu Chuyn v Các Ngh Sĩ Tr Đương Đi), NXB Văn Hc & Đong Á, 2017; 「3 (現在の若手芸術家の話)」で、そのタイトルのとおり現在の若手芸術家(画家7人と彫刻家1人の)8人(グエン・ヴァン・ヘ、ドー・ヒェップ、ルォン・ドゥク・フン、ラー・フイ、タ・フイ・ロン、レ・トゥイ、ファム・トゥアン・トゥ、ブイ・ティエン・トゥアン)について、順に名前、生年、出身地・現居住地ほか、その人となりを記して、芸術に対する考えや取り組みを紹介、代表的な作品数点がカラーで掲載されている。

作品はいずれもページに
1点かあるいは見開きの2ページに1点。従ってビッグサイズで迫力があり、それぞれの画家の個性を強力に感じることができる。作品には作品名、制作年、材料、サイズが付記されている。8人の芸術家は1970年代から80年代末生まれで、作品は2000年から新しいものでは2017年のものまで。巻末にはギャラリーと芸術家、ドンア・ギャラリー[注:本書発行者]について、と題しての一文があり、最後に美術用語の説明。なお、最初に本書のタイトルになっている「3階」について、「美術の3階」と題しての文があり、「どうして3階なのか」にも触れられている。

215x275o, 136pp, HC(DJ), ヴェトナム語
5,400
B5117 Mùa Nng Phai, Nguyn Quc Dũng, Dzung Art, NXB Lao Đng, 2017;  画家兼写真家のグエン・クォク・ズン(芸名Dzungart)が、過去20年にわたりヴェトナム女性のアオザイ姿を撮影して”Mùa Nng Phai”(英訳では”Seasons of Fading Light”となっており、訳せば「陽の弱まる季節」あたりになるか)に集めて出版。最高に美しい写真集との評価である。

同じ名称での展覧会が
2012年、さらに201712月にもホーチミン市で開催され大きな話題となり、その際(2017)に本書も紹介されている。テーマはアオザイ、アオザイ女性であり、最初に有名画家レ・ティエット・クォンによる紹介の辞があり、その後の写真部分は全体がカラー写真、白黒写真、概念写真の3部からなる。古いアオザイ、古い風景、古い家、池の石橋、村の門、..古い美しさ、古い平和な雰囲気、古い陽気な季節、古いが強調されているようだが、アオザイ女性の美しさを表現する写真といってもアオザイ・ファッションを追いかけるものではない。

写真は全
130点、ページに1点の写真は撮影場所と撮影年が示され(但し、最後の概念写真の部は写真のみ)ている。巻末にグエン・クォク・ズンの小史と展覧会履歴、とその時の数点の写真。260x255o, 135pp, HC(DJ), ヴェトナム語及び英語 
8,380
B5114 Huỳnh Phương Đông: Visions of War and Peace (Góc Nhìn Chiến Tranh và Hòa Bình) , Editor Lindsay Kiang, Essay Johanna Branson, Design C. David Thomas, Saigon Cultural Publishing House, 2006; 「フィン・フォン・ドン:戦争と平和の視覚」。フィン・フォン・ドンは戦士芸術家の一人であり、20年間にわたり二つの戦争で戦った。彼は多くの戦闘や作戦に参加し、戦場で多くの任務を遂行してきた。愛国心と芸術への献身によりスケッチ、線画、絵画により我々の勇敢な戦いを立証した。

硝煙の中で、彼は
Y橋、ラ・ガの戦い、アプ・バクの戦い、さらに南部の勇敢な基地を描写したルン・サック基地など歴史的な出来事を記録してきた。戦争の荒廃、戦闘と勇敢に戦う部隊の現場、自分の国土を守るために戦った兵士の肖像が雄弁に描かれている...。前書き(画家・助教授ヴー・ザン・フォン)、芸術家の一生(リンゼイ・キァン)、ドン氏(教授・博士ヨハンナ・ブランソン)、戦争の視覚(作品)、平和の視覚(作品)、感謝の辞のように分けている。

メインはその作品集紹介となる戦争の視覚と平和の視覚の部であり、ページ
1点の作品は「戦争の視覚」の部では連番が付与されており合計74点、「平和の視覚」の部では75から110までの36点が掲載されている。それぞれの絵には、種類(水彩画、油絵、木彫など)、作成年、サイズが示されている。

340x245o, 175pp, HC(DJ), ヴェトナム語及び英語
9,600
B5112 Ha Sĩ Khóa Kháng Chiến (1950-1954), Đào Mai Trang, NXB M Thut, 2017;  「抗戦画家(1950-1954))。第1部は、抵抗画家編年史、画家ト・ゴク・ヴァンについて。第2部は抗戦画家22人を順にその履歴、代表的作品を掲載して紹介。

その
22人はゴ・ミン・カウ、リン・チ、トゥ・ズン、チャン・ズ、ダオ・ドゥック、ダン・ドゥック、チャン・ル・ハウ、レ・フイ・ホア、チョン・キェム、レ・ラム、ゴ・マィン・ラン、ゴク・リン、チャン・ドン・ルォン、ルー・コン・ニャン、トゥク・フィ、チン・フォン、チン・ティエップ、チン・キム・ヴィン、グエン・テ・ヴィ。各画家の作品は50年代からもっとも新しいものでは90年代初めのものまでが含まれている。第3部は終わりに、、過去への復帰の旅、各画家の背後の女性について、まだ語られていないこと、と題して一文があり、そこでも若干の写真が掲載。最後に22人の画家の小史がまとめられている。巻末には目次、参考文献、写真のクレジット。

220x280o, 289pp, HC(DJ), ヴェトナム語
16,630
B5111 Hin Ngang Trường Sa, Trn Quc Dũng, NXB Thanh Niên, 2017; 「不撓不屈のチュォンサ」。チャン・クォク・ズン(1951年ニンビン省生まれ)による写真集である。「はじめに」を書いているのはヴェトナム社会主義共和国元国家副主席のグエン・ティ・ビン女史。

チュォンサの人と生活、チュォンサを守る強固さ、全国がチュォンサと共に、の3つに分けで写真を紹介。群島にある生活のための諸設備、建築物からそこで生活する兵士やその家族、子供の日常の生活を、強固なチュォンサの守りを多数の写真で紹介。兵士のみでなく、潜水艦も含めて海軍の艦艇やその武器も。また、島外からの訪問者、彼らとの交流風景もいろいろ。写真には撮影場所の撮影年が記されているが、年は
2008年から2016年の間のものである。

260x260o, 197pp, HC(DJ), ヴェトナム語
8,940
B5106 Văn Hóa Nước và Hàng Hi Thi C ca Vit Nam (Nghiên cu văn hóa), Vũ Hu San, NXB Ph N, 2017;   「ヴェトナムの古代の水と海洋の文化」(文化研究)。海洋:民族文化の基本的な要素、海洋:ヴェトナムでの長い伝統、東南アジアとヴェト族の新たなヴィジョン、世界の歴史に影響を与えたヴェト族のバージ船[注: 平底荷船]に関する発明、我が民族文学の空間:海洋の成果、古代ヴェトナム人と海洋、海洋の観点で大洋を越えてのドンソンとヴェトナム文化の影響、ヴェトナムの海洋と海上活動の浮き沈み、東亜の民が太平洋を渡ったという仮説における古代のヴェトナム人と中国人、ヴェトナムの海軍はいつから存在するのか?、海洋と民族の根本的なルーツ、のように全12章に分類し、その中で章により13から30の小項目に分けて記載。付録は、我が民族の海洋成句、船の独特さと我が国の配置、海洋生活からくる水の文化、北部の海・島・沿海の自然地理、北部沿海各章の文明と生活、など全7項目。

全体に写真やイラストが多く掲載され、それぞれに連番が付与されており、最後は
289.巻末にそれらの番号とタイトルが一覧に。最後は参考資料が17ppに。

155x235o, 626pp, SC, ヴェトナム語  
5,050
B5103 To Tác – Artifacts, Ho Nhiên, NXB Hng Đc, 2017;  「アーティファクト」、日本語では「人工造物」あたりの意味になる言葉である。

「写真家ハオ・ニェンのヌード画の芸術はアーティストとアートの機能である。そうした概念をとおして、レンズ、アイコン、体形、それに女性モデルの身体の美しい形がこの芸術家により審美性に富んだ豊かな鼓動を有した輝きのある線となる
」(市美術協会会長フィン・ヴァン・ムォイ)、また筆者は前書きで「写真を見て、若い女性のボディ・ラインを称賛するだけで止まってはならない。そのような写真芸術を望んでいるのではありません。ページをめくり、動作からくる他の美しさを見出し、自然にゆっくりとすべてを感じ取ってください。
女性、曲線、光の言語はシリーズ最初の本をアーティファクトと名付けた素晴らしいものです。」

ヌード写真と聞くと、内容は大丈夫なのかと余計な心配をしてしまう向きも多いだろうが、本書は女性の身体のライン、カーブの美しさを表現するもので、身体の部位は手のひらから、足、あるいは背中、腹、腰、などを部分的に取り上げ、白黒写真はライトで陰陽を付けることで、ラインの美しさを強調したものになっている。ヌード写真からエロチックさを想像しているなら失望が大きいので注意。本は
100頁以上だが、その数は「女性の美しさを生かすには多くもないが、かと言って少なくもない。

写真は、ソフトで私たちの精神や感情に近づけるため白黒のトーンとした。」筆者は
1975年サイゴン生まれ。女性誌など様々な雑誌のカバー写真を手掛け、ミスコン、モデルコンテストなどのイベントへの係りも多い。255255o, 頁数記載なし(約120pp), HC(ケース付), ヴェトナム語及び英語(各写真はキャプションもなく、文字は前書きなどに限られる)
9,940
B5082 Tranh Thy Mc Người Hoa Thành Ph H Chí Minh (胡志明市華人水墨画集; Water-colour Paintings of the Chinese-Vietnamese in Ho Chi Minh City), NXB Văn Hóa-Văn Ngh, 2017;  「ホーチミン市の華人の水墨画」。水墨画は中国に源を発する絵画の一種で、水に混ぜた黒インキ(後にはカラー)を用い、文房四宝と言われる紙、筆、墨、それに硯がツールである。紙は中国の伝統的で貴重な紙とされる「宣」Tuyên (Tuyên ch) が使われる...

本書はホーチミン市の華人画家
14人の作品118点を、国土と人、サイゴン=チョロン=ホーチミン市の二つのテーマに大別して作品を紹介している。その中には長年にわたり絵画の分野に携わり、国内外の多数の賞を受賞している人も少なくない。それらは張路、張漢明、李松年、李告柔、陳文海、黄献平、易映娥、鄭輝、何麗華、黄三源など。本書のコレクションは主にコンテンポラリーな画風のもので、ヴェトナムの伝統芸術と文化の美しさを充分に楽しめるものとなっている。

285x210o, 135o, HC(DJ), ヴェトナム語、中国語及び英語
7,950
B5076 Hà Ni, Mt Chn Rong Chơi, bài và nh = Martín Rama, Người dcch: Nguyn Văn Tùng, Nhà Nam & NXB Thế Gii, 2015;  「ハノイ、さまよう所」で、筆者は世界銀行南アジア地域のチーフ・エコノミスト(経済専門家)という肩書をもち、1998年に初めてハノイを訪れて以降、ハノイに対する思いは決して褪せることがなく、その深い愛情の結果が本書だという。本書は2014年ハノイの愛のブイ・スァン・ファイ賞を獲得。

本書では、デコ芸術、ハンディクラフト職人、ベランダ、美術、混乱、サッシ、花園と公園、確認、インドシナ、鉄鋼と煉瓦、フランス風、
KTT、紅河、名勝、憩いと愛情、別荘、商売、ソビエト風、..など24項目に分けて、関連する写真を並べた。

最後に地図
3点(旧ハノイ地域、ハノイ中心地、ハノイ拡大地域)があり、地図中にそれぞれの写真が撮られた位置が示されている。個々の写真のキャプションはその説明ではなく、その撮影地点が巻末地図で確認できるようになっている。その後に、フォーの定式と題してフォーに関する一文を載せている。巻末には参考資料。

270x250o, 114pp, HC(DJ), ヴェトナム語
5,320
B5064 12 Ngh Sĩ M Thut Đương Đại Vit Nam (12 Contemporary Artists of Vietnam), NXB Thế Gii, 2010;  「ベトナムの12人の現代芸術家」。最近のヴェトナムのヴィジュアル・アートは海外にいても、展覧会や雑誌等の記事、あるいは出版物などにより触れる機会は少なくない。

本書ではポスト・ドイモイ時代の
1990年以降のヴェトナム芸術で、特に活躍が目立ち、お互いの生い立ちや環境、ライフスタイル、思考、仕事が大いに異なる12人の芸術家を取り上げて紹介。彼らの共通認識は、芸術は個人の個人による個人のための声である、というところだ。12人はヴー・ザン・タン、チュォン・タン、チャン・ルォン、ダオ・アィン・カン、ディン・イ・ニ、グエン・ミン・タィン、グエん・バオ・トァン....など。

変わり種としては
1968年東京生まれというジュン・グエン・ハツシバ氏。90年代に米国に留学、97年よりホーチミン市居住という経歴もあり、グローバルなアーティストとして注目されている。それぞれの芸術家は最初に生年・場所、教育歴などと、展覧会の実績などを紹介し、同芸術家に対する他人の評を紹介し、何点かの作品を掲載している。文章部分が越英バイリンガルなので文字部分がやや多く感じる。

255x240o, 208pp, SC, ヴェトナム語及び英語
5,110
B5045 Going East (Tìm v Phương Đông; Dzung Yoko Artbook) , NXB Thế Gii, 2017;  「東洋へ」で、ズン・ヨーコの2冊目のアートブックとなる。

目次では:アンナは恋する、レディのポートレート、アックス・フォックスになる、霧の中に、東洋のワンダーランド、見知らぬ人、壊れた想い出、優雅な春、東風西風、無垢の年齢、かって、ファンタジー、世界の所有者、伝統の強迫観念、おばあちゃんの作品、隣の女の子、キェウの話、東に行く
...といったタイトルでの項目が見えるが、どんな内容かはページをめくった方が早い。全体がカラー写真で、最初に写真家4人にメーキャップ・アーティスト、デザイナーが紹介されている。

205x295o, 213pp, SC, ヴェトナム語
6,020
B5022 Không nh Đo và B Bin Vit Nam (Aerial View of Vietnam's Coastline and Islands), Gin Thanh Sơn, NXB Thông Tn - VNA Publishing House, 2015; 「ヴェトナムの島と海岸線の空撮写真」で写真家ザン・タィン・ソンの写真集。この写真コレクションは先にキプロスとイタリアの展覧会にて展示されたものである。

ここ数年は島や海岸線と領土、領海というテーマで多数の書籍が出版されているが、本書は空から撮影したものと限定(ほとんどが空撮で、それ以外もあるにはあるが)しての写真集である点で非常にユニークなもの。

最初にチュォン・タン・サン国家主席による領土に関する見解と本書に対する一文を紹介。大きな分類は
I. (8-123pp)2.海岸線 (122-319pp)III. 同僚からの所見 (320-331pp; 同僚7人の本書に対する感想など紹介)となっており、細かい分類はされていない。島は、最初にチュォンサが来るものの、続いてホァンサ、バク・ロン・ヴィ(ハイフォン市)、カットバ群島、ロンチャウ群島、ホン・チェ、フークィ島、ヴンタウ半島、コンダオ、ヴェトナム最大の島フークォック..など。II.の海岸線となると3,260q以上というから被写体に欠かないが、タィンホアからはじまり、ドンハ、トゥアティエン・フエ、ダナン、クィニョン、ニャチャン、ニントゥアン、バリア・ヴンタウ、カンゾ、メコン・デルタの各地域、タイ湾に面するキェンザン、...ビーチ・リゾートとして有名な地も含むが、観光地を紹介したものではない。

最後は仕事中の姿を紹介したもので軍ヘリなどと写った彼の写真が
4ppに。最初から最後までカラー写真で詰まっている。キャプションは越英バイリンガル。280x205o, 340pp, HC(DJ), ヴェトナム語及び英語 
9,980
B5001 Lexique Franco-Biat, E.Hoeffel (Administrateur des Services Civils de l’Indochine), Imp. De l’Union Ng.-Van-Cua, Saigon, 1936;  「フランス語=ビアト語小辞典」で、1936年にサイゴンで出版された。厳密な意味でのビアト語のみでなく、Biat KotあるいはNgan, Biat Neh Bhok,..ビアト語を話すR’ongの方言やStiengとの異種混合によるバリエーションの研究にもなる...。用語集は、アンナンのPrehNongの地域、コーチシナのNongの地域においてでもビアトの分派は一つに過ぎないが、カンボジアとの国境を越えて使用できるとあるから、ビアトBiatとは聞きなれない言語名であるが、主に(ベトナム国境に近い)カンボジア国内にいる民族の言語のようで、ベトナム側にもその分派がいるということ。

本書は、概論、ビアト語の書き換えシステム、略語一覧の後は仏語アルファベット順の辞書になる(仏=ビアトのみで、ビアト=仏はない)。巻末に
4ppの正誤表。165x240o, 198pp, HC. USED ハードカバーは後から付けたか?カバーをめくると最初の2枚(4ページ)は紙が脆くなって端に破れや欠けがあり、中央近く(文字はなし)に穴が開いているところも。経年で全体を通して紙の変色が目立つ。最初、最後の方のページは紙が脆くなっているので端の方で若干の欠けがある
18,850
B4997 La Cochinchine, Photo Nadal, Saigon, 1925;  「コーチシナ」写真集で、発行はPhoto Nadal。このNadalとは人名Fernand Nadalで、1920年代はじめにインドシナに来て、アルジェリア人として初めて同地でビジネス(写真業)を始めた人とされる。中心部のカティナ通りに事務所を構えフランスの新聞、雑誌への写真の提供、あるいは絵葉書や写真本出版などの事業を展開した。

本書はその
Nadalによるコーチシナの写真を集めたもので、総数は456にのぼる。[456 gravures sur cuivreとあるのは直訳すると456の銅版画となるが、当時はそのような語を使っていた] 出版年は記載されていないが、1925年(頃)らしい。

最初にインドシナ総督府政府の
Alexandre Varenneの写真をのせ、以降はコーチシナの全地域を順に回ってそれぞれの地の代表的な光景を写真で紹介。最初はサイゴンから始まり、チョロン、ザディン、ビエンホア(ビエンホア省とモイ族の国で)、バリア(バリア省及びカプ・サン・ジャック)、トゥザウモット、タイニン、タンアン、ミト、ゴコン、ベンチェ、ヴィンロン、チャヴィン、カント、サデク、ロンスェン、ソクチャン、バクリェウ、ラクザ、チャウドック、ハティエンの順。

各省は最初に文字説明で自然地理(省により違いはあるが:場所、地理、水路、気候、道路、鉄路)、行政地理、経済地理(省により違いはあるが:農業、商業輸送、産業、漁業、狩猟、商業、観光などの項目)が各頁とも仏語(左欄)、と英語(右欄)で記載されている。その後は写真ばかりで、キャプションは仏語のみ。写真はチョロン省の
48が最も多く、続いてサイゴンの36、少ない省でも12ほどあるから「コーチシナ」に属する各地の姿を知ることができる。チャウドックにいたという2m20の大男の写真があれば、今ではそれほど有名でもない(?)ハティエンの洞窟写真の種類も多い。

375x275
o, 173pp, SC, フランス語(及び一部に英語も) USED 表紙が透明ビニールで覆われ保護されていることもあり、年代の割には非常に綺麗。ごく僅かな紙の黄変があるか、という程度。非常に珍しい書籍!
54,000
B4989 Khonh Khc Sàn Din, Quý Linh, NXB Sân Khu, 2014;  「舞台の一瞬」、内部にはサブタイトルとして、「いろいろな芸術家、年月とともに生きる写真」とある。筆者はフルネームでBùi Quý Linh1939年ハイズォン省の生まれ、1985年より8年間にわたって雑誌Sân Khuの代表を務めており、多忙な仕事の合間に繰り広げられる演劇を見て写真を撮ってきた。

撮った写真は
3000ほどにのぼるが、その中から99点を今回初めて公開することとなった。いろいろな演劇の一場面の写真を掲載している。公演中は他の観客の迷惑になるといけないのでカメラのフラッシュは使用できず、一瞬しかないチャンスを逃すことなく写真に収めなければならないが、彼はそれを完璧にまでこなしてきた。本書では各ページ1点の写真に演劇のタイトルのみを越英語で記している。写真は一つの演劇に1点から多いものだと5点のものも。巻末に付録として掲載されている演劇を演じた劇団名、劇タイトル、作者、演出家が一覧表にして示されている。

235235o, 109pp, HC, ヴェトナム語及び英語
5,640
B4971 Vit Nam & Nht Bn Giao Lưu Văn Hóa, Vĩnh Sính, Art Books & NXB Khoa Hc Xã Hi, 2016;  「ヴェトナムと日本、文化交流」で2001年に異なる出版社から出版された分の再版になるようだ。筆者前書きは2001年のもの。本のサイズが異なるところからかページ数も異なる。(2001年版は145x205o, 539pp;今回の2016年版は155x230o, 501pp

1部日本とヴェトナムの交流に関する小論、第2部翻訳と研究で、チュ・トゥアン・トゥイ(1600-1682)と安南供役記事、それにマツオ・バショーと奥の細道。巻末には付録として「跋安南供役記事」の漢字原文(全35頁)、それにヴィン・シンのバショーの訳を読む(ブイ・モン・フン遺稿)。若干の関連資料の写真あり。155x230o, 501pp, SC, ヴェトナム語
5,400
B4943 Bác H Vi Ph N VIt Nam, Qúi Lâm (sưu tm và h thng), NXB Hng Đc, 2016;  「ホーおじさんとヴェトナム婦人」。第I部はヴェトナム婦人とホーおじさんに関する写真(すべて白黒で計16点)、
II部、ホーおじさんとヴェトナム婦人(安南婦人とフランスの支配、チュン・チャック女史、1946年新春にあたりヴェトナム婦人に宛てた手紙、ファム・ティ・フォンさんへの手紙、ソンタイ省バットバット件バチャイ村の女性ゲリラのブイ・ティ・クックへ宛てた手紙、婚姻・家庭に関する法律草案を討論する幹部会議でのスピーチ、女性の権利を真に尊重せねばならない、など34項目)。
III部ヴェトナム婦人はいくらかのホーおじさんの作品を通じてホーチミンの道徳を模範として学習し実践を強力に推進する(作品革命の道、作品革命道徳を向上し個人主義を排除する、作品ホーチミン主席の遺言、作品革命道徳、など大きな項目6とその中に小項目)。
IV部国土の現代化、工業化を推し進める時代の婦人工作(政治部の2007427日議決、2013118日党中央書記委員会の結論、など4項目)、
V部新しい情勢下での男女平等と婦人の地位向上のための事業(12項目)、
そして第
VI2016-2020の男女平等に関する国家計画と戦略(2項目)。

195x270o, 399pp, SC, ヴェトナム語
5,860
B4935 Sài Gòn Không Phi Ngày Hôm Qua, Phúc Tiến, NXB Thế Gii, 2016;  「サイゴンは昨日には非ず」あたりに意味になるだろうか。筆者は1962年サイゴン生まれ、ペトルスキーとレ・フォン・ホンに学びホーチミン市総合大学を卒業、奨学金によりオックスフォード大学でマスコミを修業、トゥイチェ紙やサイゴン・タイムズ紙で働いた後、現在はホップ・ディエム社社長。

浮き沈みの
100年(国際的な名前のサイゴン、サイゴンは五大陸へ、SS:昔日とやがてやって来るレース、世紀初めの現代のサイゴンを求めて、付きまとう痛み、グエン・フエの花通り・人文の道、の6項目)、石碑の哀愁(チ・ラン公園今はどこにも!、どうして石碑は痛くない?、失われた空間を求めて、近代化の名においてアイデンティティと魂を失ってはならない、嵐の前の宝物、本の空間を夢見て、の6項目)、人生の激動(一人の人は空気を意味する、故郷の傷みとともに生きる、独立宮殿からの質問、最後のヘリコプター、など9項目)、遠くサイゴン(太平洋の向こうのサイゴンを歩く、西欧のサイゴン、サイゴン「特使」、ソウルでの悲しい話、、若い「越僑」との年、ホワイト・クリスマスとサイゴンの同門、など9項目)、サイゴン・母と私(小項目なし)、の全5章に分類し、その中で古のサイゴンの姿を示す写真、時にその最近の写真も並べて昔の姿、その変わりゆく様子を記載。

付録は時間と空間を貫通したサイゴンを探すと題したフォト・ルポルタージュ。
190x210o, 324pp, SC, ヴェトナム語
7,730
B4927 Hà Ni Du Yêu (My Dear Hanoi; Hanoi Bien-Aimee) [1978-2015] A Photographic Journey, Hu Bo, NXB Thế Gii & Phương Nam Book, 2016;  「愛すべきハノイ、1978-2015 写真の旅」。筆者は1952年生まれで雑誌Xưa và Nayのフォトジャーナリストを務めている。

本書では、ホーグォム湖の話、ハノイにあるロンビエン橋、ハ
ロイ[ハノイの泥水]、精神の価値、古い家々=破壊するのは恥だが維持するのは困難、都市の人、昼夢、生活の様々な色、と10の項目に分類して1978年と2015年の間に撮影された写真を紹介。写真は撮影年とタイトルが記載。巻末にエピローグと筆者(写真家)の小史。300x210o, 171pp, SC, ヴェトナム語, 英語及びフランス語
7,920
B4879 Directory of Important Bird Areas in Vietnam: Key Sites for Conservation, Andrew W. Tordoff (editor) with contributions from Dr. Nguyen Cu, Jonathan C Eamses, Neil M. Furey, Le Manh Hung, Ha Quy Quynh, et al., BirdLife International in Indochina and the Institute of Ecology and Biological Resources with Financial Support from Dnida, 2002;  「ヴェトナムにおける重要な鳥生息地のディレクトリー、保護のための主要場所」。前書き、証人、実施要領、使用した規則(用語、略語の説明)を簡単に記したあと、1.バックグラウンド(序論、ディレクトリーの目的、ヴェトナムに関する総合情報、ヴェトナムの鳥など6項目)、2.手順(IBAとは何?、生物学の本義、IBA同定の基準、二次的基準など5項目)、3.結果(ヴェトナムにおけるIBAネットワーク、IBAネットの範囲、生物多様性と保護行動に対する脅威、など4項目)、4.場所(総記、鳥類相、二次的基準、保護活動など7項目について記したあと、バイボイ、ダットムイ、ハティエン、上ウーミン、....など63の地名ごとに紹介)。この部分が本書の主要部と言えその地名ごとに、地名、その省名、経緯度、面積、標高の範囲、地図(ヴェトナムの中の省の位置、当該地の省の中の位置)、総記、鳥類相、主な特徴、二次的区分、生物多様性への脅威、保護活動、参考資料などについて記載。その中では生息する鳥について名称や区分、脅威度、備考などを表にして示し、代表的な鳥の精密イラストを載せているところもある。巻末付録は、出てくる地名の所在をヴェトナム地図で示しているが、北から南まで全域に散らばっている。関連カラー地図が6点、ヴェトナムにおける絶滅危惧種と準絶滅危惧種及びデータ不足の鳥種(一覧表)、ヴェトナムIBAの生息地域限定鳥種、ヴェトナムIBAの生息地が限定された鳥種(表12点)、ヴェトナムIBAの人口1%の敷居値を超えた群集水鳥種、の全6項目。カラー写真48、地図、鳥のイラスト、それに表は多数。210x295o, 233pp, SC, 英語  14,900
B4885 Huế La Ville des Pierres qui Pleurent (Huế The City of Crying Stones), Sébastien Laval & Philippe Bouler, Vietnam News Agency Publishing House, 2016;  「フエ、泣く石の街」で、写真家セバスチャン・ラバルとヴェトナムにおける文化のマルチアクティヴィストであるフィリップ・ブレ(フェスティヴァル・フエ2000ではディレクターを務めた)による本。フエの写真集であるが、決してフエの世界遺産を紹介するものではなく、世界遺産であるフエの様々な表情を紹介するものである。時代を超越したフエ、水の記号の影響の下に、純粋なロマンスそして最高のハーモニー、フエの城塞、帝都、フエの女性、庭・墓そして寺、詩人の涙、夜のフエ、二つの河岸・二つの世界といった見出しで分けている。写真は一部白黒も含め大半はカラーで合計170以上。275x250o, 119pp, SC, フランス語及び英語  7,210
       
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